アロマ使用・さとみ先生の「ヨーガ練習帳」2月&3月の精油ブレンド

さとみ先生のヨーガ練習帳では、Shinoa®ののりこさんがアロマを監修。

のりこさんに月替わりで精油を選んでもらっています。

 

テーマは「一日の疲れを癒し、心地よい眠りに誘ってくれる」精油です。

 

月曜日 20:00~21:00(60分) ヨーガ練習帳

【2月】 ラベンダー×イランイラン×マジョラム×パチュリ

【3月】 ラベンダー×ユーカリ

・ラベンダー

鎮静作用があり、不安やストレスで緊張した心と体をゆったりとリラックスさせてくれます。

抗菌作用、抗真菌作用にも優れています。

 

・イランイラン

「花の中の花」という意味を持つこの精油は、エキゾチックな南国を感じさせる甘い香りです。
心を快活に、おおらかにしてくれるので、ストレスやイライラに効果的です。
精神的緊張を解きほぐし、喜びや官能的な高揚感、安心感を与えてくれます。

 

・マジョラム
神経をリラックスさせ、ストレスによる緊張をやわらげる作用があります。
高ぶった心を鎮めて眠りにつきやすくしてくれます。

 

・パチュリ

琥珀色をしたこの精油は、土や墨汁を思わせる落ち着いた香りを持っています。
揮発しにくいため、香りを長く留める保留材ともなります。
興奮した神経を鎮静させる作用があり、ストレスによる神経疲労を和らげます。

 

・ユーカリ

清々しいと清涼感のある香りは心身をリフレッシュさせてくれます。
ユーカリ精油の主成分である1.8-シネオールは別名「ユーカリプトール」と呼ばれ、

塗る風邪薬にも含まれています。

【アロマテラピーとは?】

  人間の歴史は、植物利用の歴史でもあります。

  アロマテラピーは、植物の香りや様々な働きを活用することで、

  心や身体のトラブルを穏やかに回復、

  健康や美の増進に役立てていこうとする自然療法です。

  使用するのは、植物から抽出した100%天然の「精油(エッセンシャルオイル)」。

  精油が心と体に作用する経路は、大きく分けて2つあります。

  一つは「嗅覚を通して脳に伝わる経路」、もう一つは「皮膚などから身体に伝わる経路」。

香りが嗅覚を通して脳に伝わる経路は、視覚や聴覚とは異なり、

生理機能をつかさどる部分(大脳辺縁系)にダイレクトに伝わります。

香りを嗅ぐことで、自律神経系や内分泌系(ホルモン調整)、

免疫系の調整をしている部分に刺激を受け、心身のバランスを整えます。

そして身体に伝わる経路は、精油に含まれる成分が皮膚や呼吸器から吸収されることで

体内に入り、血液循環によって運ばれ作用します。

 

  緊張やストレスにさらされがちな現代人ですが、

  その生活は人工的な合成香料に取り囲まれています。

私達人類が太古の昔から嗅いできた自然の香り、

精油の力を借りて、

本来自分自身に備わる生命力を高めて、

リフレッシュしたり、免疫力を高めたり、

自分で自分を癒していけるようにしましょう。

(シノアのりこ)

【ここで豆知識!】

精油をとるのってすごく大変なんです!

私(さとみ)は腕と脚を毎晩、精油をブレンドしたホホバオイルでセルフマッサージしています。

1回に使う量はオイル約10グラム。精油10グラムを得るために、

ラベンダーなら1~2キログラム、ローズなら300~500キログラムの花が必要なんですって!

ローズは200輪でやっと精油1滴。花の咲く期間が短いうえ、花が太陽の熱で温まると

精油成分が気化してしまうため、農家の人たちは早朝に必死で摘み取りを行います。

農薬も使えないから、害虫もピンセットで一つ一つつまみます。

だから天然の精油はどうしても高価になるんですね。精油は、身体に使うデリケートなもの。

私が毎晩のマッサージのキャリアオイルに使っているホホバオイルは、分子が大きいので血管までは浸透しませんが、精油成分は分子量が小さく脂溶性なので、表皮の角質層のバリアを通過し血管に入っていきます。だからマッサージ後は、血液検査でも検出されてしまうんですって!

もちろん全部のりこさんに教えてもらった話ですよ!(笑)

自然の恵み、自然のエネルギーが凝縮したもの、貴重な自然のエッセンスが精油です。

自分にとって安全な香りを選ぶ、本当に安心できる精油を選ぶって、だからとっても大切なことなんですね。

生活の中で「自分を大切にする」練習もして欲しい、そんな共通の思いから、

のりこさんと一緒にこのクラスを作りました。(スワスティさとみ)