チベット修行会④ カイラス1日目

さあ!カイラス!

北壁を目指して、麓のホテルへ着きました。

カイラス山巡拝は普通3日間です。でも、今回は中国政府の計らいで、2日しか日がありません。馬を利用することで時間短縮をはかることになったそうです。例年は馬が疲れていることが多い時期、馬の状態と私たちの状態を見極めて北壁からダルマラ(峠)へ、ここから周回するか、そのまま来た道を戻るか、その日にならないとわからないと聞きました。昨年は吹雪になり北壁から引き返されています。(一昨年は中国政府の許可がおりず修行会自体が中止になりました)私の目標は、その北壁を見ること!その後のことは神さまにお任せです。翌日の朝、晴れた清々しい光の中でマイクロバスでさらに山の近くへ向かいました。麓の道は意外に広くなだらかで、写真を撮りながらのトレッキングです。チベット人ガイドの宗太郎くん(日本語学校の先生につけてもらった名前だそうです)が、うまくリードしてくれてゆっくり登って行きました。

 

途中から馬に乗るので、どんな馬でどんな馬子さんか少し緊張しながら待っていると、OTAとシールを貼った黄色いヘルメットを持って来た人は若そうな男性。全く言葉は通じないので、お互いにジェスチャーで、私のリュックを担いだあと、馬に乗るのを手伝ってくれました。初乗馬!緊張感いっぱいでしたがまだ周りを見る余裕があり、見る風景全てが新鮮でした。

五体投地をされてるチベット人も見受けられました。

OTAとシールを貼った黄色いヘルメット
OTAとシールを貼った黄色いヘルメット
五体投地をされている
五体投地をされている

 

 

途中から降りて歩くことになり、歩き出したもののびっくりしました。

この辺りは高度が100メートル違うだけでも全然違うと聞いていたものの、

息がはあはあ、ぜいぜい、さっきとは全く違う状態です。

とてもこんなペースでは歩けない、やばい!と思ったら、あら、馬に乗ったままの人もいるやん!

思わず、馬子さんを追いかけて、待って!待って!もう一回乗せて!焦るものの声が届かない。

近くを歩いていたメンバーさんに、前の馬子さんを捕まえて、お願い!と頼んだら、

馬子さんを止めてくれました。はあはあ、ぜいぜい、どうにか再度馬に乗り、深呼吸を繰り返し

しばらく呼吸を整えることに専念しました。

ほっとしたのもつかの間、馬が川沿いを歩きたがってルートから外れて来ました。

足場が悪く、他のメンバーとも離れて行きます。

まあ、行くところは同じはず、とおとなしく乗っていると、どんどん川に向かって行って、丸木のような橋のところに来ました。すると、結構な早さで流れる川で立ち往生している馬と若い女性の馬子さんがいて、馬がびくとも動かず困っている様子です。

それを見た馬子さんが、先に橋を渡ってから私にまた馬から降りるようにと、降りるのはいいけど、馬の手綱を渡されここで動かないようにと指示されました!

足場の悪さと思わぬ展開にドキドキしながらも、馬になめられたらあかんと思い、しっかり手綱を持って立ちました。

私をなめてる(に決まってる)馬は、案の定勝手に渡った川を戻ろうとするので、両足で踏ん張りながら、早く戻って来て!と、動かない馬がうらめしい気分でした。

馬子さんが戻って来て手綱を交代すると馬は落ち着いて、また馬に乗って北壁を目指します。

 

あら、馬に乗ったままの人もいるやん!と発見
あら、馬に乗ったままの人もいるやん!と発見
他のメンバーと少し離れてしまいました
他のメンバーと少し離れてしまいました
立ち往生している馬と若い女性の馬子さん (馬がびくとも動かず困っている様子)
立ち往生している馬と若い女性の馬子さん (馬がびくとも動かず困っている様子)

 

目の当たりにしたカイラス山北壁は、神々しい黒い岩肌で、写真で見るよりもさらにどっしりとそこに。。。ある、とも、いる、とも、なんとも表現できません。「ああ~!カイラス!」言葉がありませんでした。山小屋に荷物を置いた後、カイラスを目の前に瞑想をさせていただきました。ここまで来れた感謝の思いで胸がいっぱいでした。何千年もの間このカイラスで瞑想されているというシヴァ神に思いを馳せたりしながら、最初で最後、1回きりのカイラス北壁での瞑想を堪能させていただきました。

『ああ~!カイラス!』
『ああ~!カイラス!』