2016年6月6日からチベット聖山カイラス/聖地ティルタプリ・ヨーガ集中修行会に参加します。
カイラス山はヨーガの神様シヴァ神が何千年も瞑想されているというヒンズー教最高の聖地です。
その周りを時計回りで巡礼することで、一生分の罪や穢れを拭い去ることができるといわれ、
チベット人なら一生に一度は必ず訪れたい憧れの山だそうです。ヒンズー教、チベット密教、ジャイナ教、ボン教の聖地であるカイラス、そして、聖地ティルタプリは伝統的ヨーガ修行の場として古来より多くのヨーガ行者たちが研鑽されてきた場であり、私の師匠である木村慧心師の導師スワミ・ヨーゲシュワラナンダ大師、そのまた先代の師匠アートマナンダ大師が永く修行された霊場です。こうした最高の聖地を巡拝しつつ、慧心師よりラージャ・ヨーガ修行指導を受けられるという貴重な機会を与えて頂いたことに感謝しています。
4,000~5,000メートル台、1番高いドルマ・ラ(峠)5,650メートルという高地での修行、4,500メートルの地にあるマナサロワール湖はそこで沐浴すると一生分の罪や穢れを洗い流されるという湖です。氷水だと聞いていますが、沐浴のため水着も持参します。
3年前初めてその修行会の様子をDVDで見せていただいた時、「ありえない!そんなん素人の行くとこ違うしー!」つい最近までそう思っていました。去年のインド・マナリ修行会に参加した時、「次はカイラスへ行ってください。一生に1回でいいから5000年のヨーガの智慧を教え伝えていただいたお礼の巡拝です。」慧心先生のお言葉にも、ありえない、私には関係ないって思っていました。それが急に、マナリから帰ってすぐグルプージャのお知らせとともに、2016年のカイラスの日程表が届いたのを見た瞬間に、「行きたい!」と強く突き動かされる思いがわき起こりました。
どうしても行きたい!なぜそういう気持ちになったのか、絶対ありえないと思っていたのに自分でも不思議に思います。これがよく言われる「呼ばれた」ということなのかもしれません。たとえ高地順応がうまくいかず1人で帰ることになったとしても、1度はカイラスに呼ばれたことを今後の人生の励みにしたいと思い覚悟を決めました。
始めたばかりのスタジオで多くのクラスが休講になることをお詫びします。
写真は、目指すカイラス山北壁、どうかこの目で拝めますように!